ものづくりマイスターの溶接指導
当社では、2022年の6月から、溶接資格試験の基本級の受験を目ざして、6人の技術者が挑戦することになりました。今回は、厚生労働省「若年技能者人材育成支援事業」の「ものづくりマイスター」制度を使わせてもらって、溶接のご指導を受けることにしました。
実技試験は、アミソーで行っている溶接作業とは少し違うところがあり、どの受験者も最初はとまどっていました。しかし、先生の指導の下、また時間のある時には自主練をかさね、がんばりました。
また、学科試験もありました。日ごろの知識は、理論と結び付けて学ぶということがないとのことなので、これを機会に経験から知っていることを整理することができたのではないでしょうか。しかし、ベトナムの技能実習生の方々は、言葉の違いから、だいぶ苦戦されたようです。
8月23日は、マイスター講習の最終日でした。愛知県技能振興コーナーの担当者の方もいらっしゃって、閉会式をしました。すでに試験を終えて、結果待ちの人と、これから受験する人がいますが、3か月にわたってお世話になった先生と写真を撮りました。
7月受験者2名、基本級を合格しました
閉会式が終わった翌日、発表があり、7月に受験した2名が無事合格しました。一人はベトナムの人です。二人とも自信がなかったようなので、とてもうれしそうでした。後の人もこれに続いてくれるといいなと思います。そして、次の専門級めざして、またチャレンジをしてもらうことを期待します。
より一層の技能習得を目指して
日ごろは、目の前の仕事をやっていくだけで精一杯です。試験を受けることや講習に出かけることを促されないと、なかなかステップアップしたい気持ちがあっても学ぶことができません。当社もこれまではそうした余裕もなくここまでやってきましたが、少しずつ学びの機会をつくり、みんなでステップアップしていきたいと思います。