アミソーが製作する「SUS　φ16バスケット」　事例紹介

こんにちは。(株)アミソーの生産管理部長の髙木義三です。今回は当社が製作するφ16使ったバスケットについての特長やこだわり等について、私からご紹介します。

SUSφ16バスケットの基本情報　

• 製品名　SUSφ16を使用したバスケット　844ｘ844ｘ500

• 用途　　部品の洗浄工程で洗浄機械の中で吊り上げる事が出来る様にしている

部品洗浄で使われる洗浄機の内で、クレーンで持ち上げて使用するものです。よって各層に合うように、ピッチズレ、歪みが出ないよう製作しなくてはならないものでした。

φ16バスケットは、どのように製作を進めたのか。

SUSのφ16を使い重量物を入れるため、底面の丸棒の多さが特徴です。また、洗浄機内のクレーンで持ち上げるので、受け部の正確なピッチ出しに気を付ける様にしました。

さらに溶接の歪みが出ないように、当社独自の溶接治具を設計し溶接に入りました。溶接も電流の調節やタイミングなどを計算して行っています。

それでも底面は溶接個所が多いことと、開口部はクレーンで吊り上げる為の強度が必要になってくることが心配で、全周溶接を行いました。そのため逆に歪みが出てしまったので、さらに修正をかけて仕上げました。

φ16バスケットの納品後、お客様の反応は?

納品後、試動作試験を行いましたが、先方様も思ったよりスムーズにいき、評価していただいています。

私が思うアミソーの魅力とは?　

今回の製品は、当初、溶接個所も多く、歪みやひずみが懸念されました。しかし、生産部のみんなで色々と工程を考え製作した結果、歪みひずみが少ない良い製品が完成しました。想像力豊かな3DCADの設計者、早く正確に部品の準備が出来るマシンオペレーター、経験豊富な熟練した溶接技能者、細部までこだわる検査員、それぞれの立場の人が揃っておりお互いを指摘し合い、お客様に喜んで頂ける事を考えて向上して行く集団であると思います。

いかがでしたか?　少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。