アミソーの技術紹介「Tig溶接」について

こんにちは。(株)アミソーの製造担当の春日井です。当社は図面作成から試作・小ロット・量産まで一貫体制で生産を行っております。その中でも製造の中心は溶接工程です。当社は溶接作業員を常時10名で仕事にあたっています。今回は当社が用いているTig溶接について紹介します。

Tig溶接を採用している理由

溶接作業には主に、半自動溶接、Tig溶接、Mag溶接などがありますが、当社ではTig溶接を専門にやっています。

手作業なので、複雑な形状も対応できます。母材の溶接部の視野を確保できるので、複雑な形状でも注意してみながら作業が可能です。溶接速度が遅いので丁寧な作業が可能で、仕上がりが綺麗にできます。半自動溶接等でみられるスパッタが出づらいのも特徴です。

Tig溶接

Tig溶接には、習熟度が大きく影響する

手作業で行うため、作業者の熟練度によって仕上がりに差が出る場合があります。特にローリング、浮かし、溶加棒の送り方といった技術の習得が必要です

浮かしとは、最初にトーチを浮かすことです。ローリングとは、トーチのノズルを回しながら溶接することです。溶加棒の送り方は、手作業なので加減が難しいです。半自動の場合は溶加棒を自動で送ってくれます。

こうした技術を取得するには経験が必要になってきます。また、溶接速度が遅いため、大量生産を短時間で仕上げることや、短納期の製品の対応に苦慮しています。そうした点を補うために生産計画をしっかりたてて対応していきたいと思っています。

溶接作業における「やりがい」とは?

私は、溶接作業経験が10年になります。日々の積み重ねの中で、仕上がりの出来栄えを意識して、技術を磨き、経験を重ねてきました。そうしたなかで、難しい製品において自分自身の上達を実感した時には、溶接作業のやりがいを感じます。これからも技術向上を目指し、日々頑張っているところです。

いかがでしたか? 少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。

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