アミソーが製作した「洗浄かご」　事例紹介

こんにちは。(株)アミソーの現場で溶接担当をしているスタッフのHOAです。今回は当社が製作した「洗浄カゴ」の特長やこだわり等について、現場スタッフである私からご紹介します。

洗浄カゴ基本情報　

• 製品名　洗浄カゴ
• 製品仕様　　

　　　　・寸法　長さ500㎝、幅600㎝、高さ70㎝

　　　　・材質　SUS304

　　　　・注文内容　歪みが最小であること

　　　　　　　　　　付属品があること

　　　　　　　　　　丸棒端面は溶接なめ(全箇所)

洗浄カゴは、どのように製作を進めたのか

ご依頼内容は、寸法が正確であること、がたがたしないようにしてほしいとのことでした。当社では、ブレーキやNCを使って部品を作成し、溶接で組み立てて仕上げました。 各担当者の丁寧な仕事があって、いい部品ができてきました。それを溶接担当の私が責任をもって仕上げました。

洗浄カゴの、こだわった点、苦労した点

まず、製作にあたってどのような治具を作ったらよいか、どうやったらやりやすいかをよく考えました。治具は2つ製作しました。１つはストッパーにつくように部品を入れてがたつきを抑えました。２つめは、合体させるときにはストッパーがないため、曲がらないようにするためのものを作りました。さらにクランプは、取り付け時に邪魔にならないように位置も考えました。そして今回は複雑な製品で、取り付け方向に注意がいりました。溶接しているときに向きを間違えないようにすることが大事だったからです。

また角材とパイプとのつなぎ目は全周溶接でした。当然ながら巣穴がないように仕上げねばなりません。さらに角材とパイプのつなぎ目にすき間のある箇所はパイプをつぶしてから溶接する指示もありました。この2つの作業はなかなか難題でした。丁寧な仕事をするために集中力が要りました。溶接メンバーへの指示も的確に出し、仕上がりを確認しと、チーム力を発揮して取り組みました。

納品後、お客様の反応は?　

お客様には、納期通り、注文通りにしあげることができ、たいへん喜んでいただきましたまた、仕上がりも美しく、精度も出ていると満足いただきました。

私が思うアミソーの魅力とは?　

今回の製品は大変難しくて苦労しましたが、最後までやり遂げた達成感があります。また自分たちの技術の向上はもとより、たくさん考えることができたことで、知恵と工夫が詰まっています。そうした経験から得た知識は今後につながると思っています。これからもよい製品を、できるだけ安くお客様にお届けしたいと思います。