アミソーが製作した「塗装用つりかご」　事例紹介

こんにちは。アミソーの現場でNC丸棒加工機担当をしているスタッフの前田諒です。今回は当社が製作した「塗装用つりかご」の特徴やこだわり等について、ご紹介します。

「塗装用つりかご」　の基本情報　

• 製品名　塗装用つりかご
• 製品仕様

　　　　・寸法　700×500×400mm

　　　　・材質　鉄

　　　　　鎖は外注品

「塗装用つりかご」　は、どのように製作を進めたのか。

「塗装用つりかご」は、私が主担当になって製作にあたりましたが、NC丸棒加工機で完結しない部品が多々ありました。そのため部品を細かく分けてからNCで製作し、後から溶接で接合する必要がありました。強度が落ちないよう図面担当スタッフと部品を区切る場所をよく話し合って作業を進めました。

「塗装用つりかご」の、こだわった点、苦労した点とは?

苦労した点は、フックの部分のR形状を出すことです。釣り具の部分には何種類かのR形状を出すところがあります。しかしNCの通常機能のR出しが、この製品には通用せず、さらに３D曲げと最後の切断のときにもNCにあたってしまいとても悩みました。

そのことに気が付いてからは試行錯誤を重ね、きれいなR形状を出せるようこだわりました。その結果、連続曲げで微調整しきれいなRを再現したのち、さらに間に３Dを入れて、最後はターンテーブルの切断機でカットして仕上げました。

ここまでが私の仕事でした。ここから先は私の作った部品を使って溶接スタッフが製品に仕上げてくれました。

「塗装用つりかご」を製作してみて

完成した製品は、チェーンのひっかかりもなくスムーズに通り、いい仕上がりになりました。お客様にもご満足いただいたようです。今回の製品はNCのあらゆる技術が凝縮されていたため、製作体験を通して自分自身の成長にもつながったなと感じています。

いかがでしたか?　少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。