アミソーが製作した「塗装用治具」 事例紹介
こんにちは。(株)アミソーで図面の担当をしているスタッフのBangです。今回は当社が製作した塗装用治具の特長やこだわり等について、図面スタッフである私からご紹介します。
塗装用治具の基本情報
用途 車の部品(ワーク)を塗装するための製品です。
主な特長 とても軽くて、ワークが2個もつけられて、操作が簡単です。
製品仕様
- 寸法 1047×309×200mm
- 材質 SS
- 重さ 1.7㎏以下
塗装用治具は、どのように製作を進めたのか。
今回初めて製作する製品なので、うまくいくかどうか心配でした。お客さんの希望の1.7㎏以下であることが重要でしたので、設計の段階で材料の重さをはかって始めました。
そして、まずは写真イメージとワークのデータをとって、提案①を書いてみました。この提案は外注品がありましたので、それだとお客さまの希望納期に間に合わないことがわかりました。そこで上長に相談して提案②を考えました。この案は、当社のレーザー加工機で部品を作ることができます。ワーク側の穴(2か所)に丸棒を差し込み、ワーク面を固定するようにしました。そうすればお客さんの希望納期に間に合います。
製品設計ができたので、次はこれを製作するにあたっての必要な溶接用治具を現場で製作しました。長さのある製品なので、現場の溶接担当者と相談して、工程を3回に分けて設計しました。工程①②は簡単なので溶接もやりやすいです。しかし、一番大きな最後の工程の治具は、すべて製品の面と接触するので溶接した後の取り外しがやりにくいです。なのでワークが接触する部分を廃止して簡単な治具を作り直しました。
塗装用治具での、こだわった点、苦労した点とは?
お客様のご希望は「今すぐほしい」とのことでした。また重量が1.7㎏以下ということがご希望であることと、ワークを2個つけるというところがポイントでした。ワークは凹凸があるので、細かい設計が必要となり、そこでずいぶん苦労しました。特にワークと接触する丸棒の所を設計するのに時間がかかり苦労しました。
塗装用治具の納品後、お客様の反応は?
試作品を納品したところ、ご満足いただき正式なご注文もいただくことができました。
私にとって設計の仕事は?
私は設計が専門なので、いつもお客さんの希望にかなったものを製作できるよう頑張っています。なかなか思うようにいかないことや、いいアイディアが浮かばないとストレスを感じることもあります。 でも、製品が成功し、お客様が満足されたときはとてもうれしいです。また、生産部のメンバーからフィードバックをもらいながら、つくりやすさや出来栄えを考慮して、いい設計ができた時も、みんなで協力し合った満足感もあり、うれしくなります。そういう点から、自分はとても面白い仕事をやっていると思っています
いかがでしたか? 少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。
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