アミソーが製作した「スピーカ―ガード」 事例紹介
こんにちは。(株)アミソーの現場で溶接を担当しているスタッフの下萩正騎です。今回は当社が製作した「スピーカーガード」の特長やこだわり等について、現場スタッフである私からご紹介します。
スピーカ―ガードの基本情報
- 製品名 スピーカーガード
- 用途 置き型の大きいスピーカーのガード
- 主な特長 体育館等の多目的な場所や野外で使用する置き型の大型スピーカーにモノやボールが当たることから守る
- 製品仕様
寸法
全長 1420mm
幅 362mm
高さ 最高288mm
最低83.7mm
材質 鉄
スピーカ―ガードは、どのように製作を進めたのか。
溶接の流れとしては、まずは土台となる長方形のフラットバーで枠を作ります。
次に丸棒で作った小さいコの字型の部品を、順に枠に取り付けていきます。
最後に、縦に大きいコの字の丸棒の部品を取り付け、格子状にします。
スピーカ―ガードの、こだわった点、苦労した点とは?
今回は自分が直接かかわった作業ではないので、各担当者に取材しました。
1.部品準備 :NCの担当者によると、コの字の部品は、上に行くほど小さくなっています。(写真参照) そのためサイズがすこしずつ違うので、原寸合わせを何度も行い微調整を繰り返したそうです。
2.溶接担当者 :10本のコの字部品を取り付ける際、コの字の片方は通常のやり方で溶接し、もう片方は高い温度で短時間でつけるようにして、ゆがみがでないようにしたそうです。また垂直についているかを確認しながら、つけていく順番を間違えないように気を配ったとのことです。
3.小さい部品を付けた後、縦の大きなコの字部品を取り付けて小さい部品と格子になるようにしました。この部品も上部の部品が小さくなっていくため、ゆるく湾曲しています。左右の幅が均等になるようにつけていくのが難しかったようです。
スピーカ―ガードの紹介で、気づいたことは?
今回、ブログを書くにあたって、どの製品をご紹介しようか迷いました。
スピーカーガードは、自分が直接かかわった製品ではありませんが、何に使うか製品名を聞いただけで分かるところがいいと思い選びました。
今回の記事によって、私は当社が扱っている製品はどのように使われるものなのか、振り返ることにつながりました。そうすることで、製作時の留意点が明確になることに気づきました。
たとえば溶接棒で盛られるとその部分は強くはなりますが、場合によっては寸法が変わってしまい、ワークがあたってしまいます。また、逆にロック部はちゃんと溶接棒を使って強度を確保するようしっかりつけておかねばなりません。
どこに注意すべきかを気にすることで、溶接を忘れたり、自分の判断で余計なことをしてしまったりすることがなくなります。結果、よい製品の生産につながります。
いかがでしたか? 少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。
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