アミソーが製作した「自動車塗装ライン用パンタ治具」の事例紹介
こんにちは。アミソーの現場で溶接担当をしているスタッフのホアです。今回は当社が製作した「自動車塗装ライン用パンタ治具」の特徴やこだわり等について、現場スタッフである私からご紹介します。
「自動車塗装ライン用パンタ治具」の基本情報

- 製品名 「自動車塗装ライン用パンタ治具」
- 寸法 全長 1700mm
- 材質 鉄
「自動車塗装ライン用パンタ治具」 は、どのように製作を進めたのか。
自動車のバックドアフードを塗装する際に、ロボットがバックドアフードを開閉するために必要な治具です。持ち上げたり開閉したりする、いわばジャッキのような仕組みになっています。またパンタグラフのような菱型の形状であることから、パンタ治具と言っています。
自動車塗装ライン用パンタ治具は、部品点数も24点と多いので、まずは各部品がきちんと図面通りできているか、抜け漏れや数の間違いがないかの準備をしっかり行ったのち、作業に入りました。
作業はパーツごとに分担します。初品の組付けは私が全部担当しました。また、ミリ単位での精度が求められます。それには溶接用の治具を作って対策をしました。

上記の写真は一番上の部分になります。今回は仕様が変わり、ボルトとナットがステンレスになりました。ステンレスは、鉄より熱の伝導率がいいので収縮しやすくゆがみやすいです。そのため溶接が難しくなります。

ここは中間部分です

一番下の部分になります
「自動車塗装ライン用パンタ治具」 こだわった点、苦労した点とは?
お客様から要求された可動域の確保と、スムーズな可動、バックドアフードを支える機能に注意を払いました。ロボットがこの治具を使うことによってバックドアフードを楽にもちあげ、開いたり閉じたりできる機能と、しっかりと固定されることが大事になります。
お客様の要望通りに仕上げ、決められた納期で、不良を出さないようにするため、仕事に入る前の段取りにこだわっています。部品をきちんとそろえることも必要ですが、どの部分から溶接に取り掛かり、どのように組み上げていくのかを事前によく考えること。それを当社の溶接作業員にしっかりと伝達することがこの製品を仕上げていく肝となります。
自動車塗装ライン用パンタ治具を作って感じたこと
今回のパンタ治具は、当社では何回も取り組んできた製品なので、だいぶ要領がつかめています。しかし、同じようで同じでない、その時その時のオーダーメイドなので、前と同じという思い込みが失敗のもとになりかねません。今回の製品にきちんと向き合うことと、いかにチーム力を発揮することができるかを考え取り組んでいます。
いかがでしたか? 少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。
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