アミソーが主に扱っている金網についてご紹介します
こんにちは。(株)アミソーの現場で網加工全般を担当しているスタッフの 近藤昭博です。今回は当社が創業以来扱っている金網の特長やこだわり等について、私からご紹介します。
当社が主に扱う金網を3つ紹介します
- 平織網 最も加工しやすいポピュラーな網。ゆがんだり、伸びたりして形状が安定しにくいが、加工しやすい
- クリンプ網 線形が波型になっているため比較的形状が安定している(焼肉網のイメージ) 強度がある
- 溶接金網(ファインメッシュ) 縦線と横線をスポット加工してある金網 網の線がずれないため仕上がりがきれい その反面加工が難しい
金網の目開きについて
金網の目は、線状の太さ(線径)と目開きによって目の細かさが決まってきます。網目は1インチ(25.4mm)の中に網目がいくつあるかで、目の細かさを表します。たとえば1インチの中に網目が5つあるとするなら、5メッシュと表します。そして、線径が1φならば1φ×5メッシュと表します。
網の種類や目開きなどを熟知したものが、お客様の製品に合うものを選んで、提案させていただきます。
金網の「オーダー切り」
お客様のご注文の寸法に金網を切ったり、使用される形状に合わせて金網を切り分けることもやっています。たとえば、耐熱金網を、米菓焼成機や業務用魚焼き機に合わせた形状に寸法切りするなどの注文もいただいています。
一例ですが、加工の方法をご紹介します。網はロール状になって納品されるので、まずは三本ローラーで伸ばします。次に、電動ハサミを使って、大まかに切断し、そのあとシャーリング機を使って、正確な寸法で切断します。そして最後に油圧式ブレーキにて所定の位置のパンチ穴をあけます。目視による検査も必ず行います。
金網のこだわっている点、苦労している点とは?
金網を切る作業に一番神経を使います。金網は伸びたりゆがんだりしますが、格子状になっているので、形状が乱れていることが一目瞭然です。まっすぐに切り取ることが後の作業の出来栄えにも影響するので、きれいに切ることにこだわっています。それができるようになるまでには時間がかかりました。
また、お客様のご依頼の製品の中には、本当に特殊なものがいろいろあります。その都度工夫してやっていますが、枠なしのものや製作に使う治具なしでつくるものにはいつも苦労しています。しかも筒状であったり四角など形がはっきりしているものではなかったり、美しくRをつける作業が求められたりするものもあり、それらの難易度はとても高いです。でも、なんとか試作をしてお客様からOKがでて、注文の依頼が来るととてもうれしいです。
私が思うアミソーの魅力とは?
最近は金網の加工業者が減ってきていると聞きます。安くて使い捨ての網が主流になっているからでしょうか。アミソーは、その数少ない会社のひとつになりつつあるのかもしれません。ですが、当社はさまざまな用途の金網かごに、どの金網が合うのかを選定して、ご提案ができます。また大事な機械を長く丁寧に使うお客さまのためにも、選りすぐりの金網をオーダー切りして提供できます。これからも長年にわたって金網を扱ってきた実績を生かして、より多くのお客様の様々なニーズにお応えしていきたいと思います。
いかがでしたか? 少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。
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