アミソーが製作した　ろ過装置「フランジ付ストレーナー」　

こんにちは。(株)アミソーの生産管理部所属の川合です。ブログは、2回目の登場となります。今回は当社が製作した「フランジ付ストレーナー」の特徴や用途について、ご紹介させていただきます。

「フランジ付ストレーナー」の基本情報

フランジ付ストレーナーとは、液体や気体から固形物を取り除く為に使用する「網状のろ過装置器具全般」を指します。日本語では、ストレーナーは「ざる」や「ふるい」などと呼ばれたりもしています。フランジは、「つば」のことをさします。

調理器具、工業製品、水槽のろ過装置、水処理機器の部品など、あらゆる場面で使用されています。役割における構造としてはシンプルで、胴体（一般的にパンチングメタル）の内部または外部に、異物や触媒等に合わせた網目の平織金網を張って、胴体に流れる気体・流体から異物や触媒等を取り除くようになっています。

金網は、異物のサイズに合わせて選定を行います。ストレーナーメッシュ内部から外部に流体が流れる構造の場合には、胴体の外側に張り、ストレーナーメッシュ外部から内部に流れる場合には、胴体の内側に張ります。

「フランジ付ストレーナー」　今までの製作例

• フランジ付きストレーナー　

　　Φ130/Φ110ｘ300H（高さ300Hまで対応可能）

　　外側　パンチングメタル　内側平織金網

• リング付きストレーナー（メッキ加工時のゴミ取り）

　　75Φｘ700L（350Lを2個作り溶接にて結合）

　　リング　SUSΦ3　内網0.1ｘ100”

掲載製品仕様

• ステンレス製
• 製品　寸法　Φ170/Φ130ｘ270H
• フランジ　SUS1.5ｔ（弊社のレーザーにて加工）
• 外　網　SUS304　パンチング　1.0ｔ　5ΦｘP7　使用

• 内　網　SUS304　0.12ｘ80”　使用
• 内部の帯板　SUS304　1.0ｔｘ巾13㎜　使用

「フランジ付ストレーナー」製作の工程

1. お客様のご希望（用途等）をお聞きします。そのうえで設計（SOLID　WORKS)で行います。
2. 用途により、フランジの厚み、パンチングメタル（穴径とピッチ）、平織金網（線径と目開き）を決定します。
3. 材料が決まりましたら、フランジの製作、パンチングメタルと平織金網をカットします。パンチングメタルと金網をΦ寸法に丸めます。
4. フランジとパンチングメタルと金網の接合は、下記に製作手順があります。
5. 仕上げは必要に応じて電解研磨（外注）をします。

ご検討の際には、参考に見てくださいね！

いかがでしたか?　少しでもアミソーの魅力が伝わったのなら、私としてもうれしい限りです。これからも変わらぬスタンスで、お客様から求められる製品づくりをしていきます。もし、この記事を読んでご興味を持たれたら、お気軽にお問い合わせください。